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どっかの宗教かとww
水城氏から貰った文化祭の時のマフィン美味かった、デザインの先輩テラ神^q^
とりあえず今日皆アド変しすぎですぞ、俺もノリで変えようかと思った(ぇ
いつも思うんだがアド変のメールって返した方がいいんだろうか、謎だ。
PGMさんで今日はこっそり文章でチュウですぞ
本当に文章とか書かないんでヘタすぎる^q^アーッ
今回はセレッソの過去です。なんか知らん人が出てきます。
語り形式っていうか、何か手紙みたいな感じで書きましたけど、ね
セレッソとの絡みが思い当たる人は見ればいいと思うよ^ω^←
さよならからありがとうへ、幸せな私より。
私は孤児でした。
街で同年代の子とその親の手をつないで歩く姿を見ては、不思議に思いました。寂しさや哀しさよりも、ただただ不思議でなりませんでした。
あの子のお父さんやお母さんはどんな気持ちで小さな手を引いているのだろう、あの手はずっと離れずに居てくれるのだろうか…?
不思議な事はまだたくさんありました。
街の子供たちはたくさん集まって私に石を投げたり、蹴ったり殴ったりしました。
何でこんなにも理不尽な事があるのだろう。
それでも生きることには、不思議と絶望を感じませんでした。探してみれば、素敵なものもたくさん見つけられたからです。
洋服屋さんのショーケースに飾ってあるドレスを見つめる女の子の眼はキラキラしていてとても綺麗だったし、そんな姿をスケッチする画家さんの絵も素敵で、そんな画家さんの座ってる広場の木陰の景色はもっと幻想的でした。
きっとそれは世の中の嘘の部分なのかもしれない、現に私はこんなに辛い目にあってるのだから。でも結局何が悪いのかも分らない私には、ただ綺麗なものを褒めることしかできないのでした。
それでもある時、それ以上に素敵な物に気付きました。
私は街外れの小川を少し下った先に、ぽつりと小さな家があり、そこから聞こえて来る澄んだ声に心を奪われました。
話し声ではない、何か、川のように流れるような、でも水よりももっとあったかいそれを私の耳が吸い込んでいくように、小さな家に近づいて行きました。
「あなたも一緒に歌う?」
「…!?……………ぅ、う…た……?」
突然声が私の方へ向ってきたので驚きました。上を見ると、窓から上半身だけを出して“うた”を奏でる薄紅色の女の人が私を見降ろしていました。
「あら、驚かせちゃったかな、ごめんね」
女の人は少し微笑んでくれました。私に微笑んでくれたのはその人が初めてだったので、その“うた”にもとっても興味をひかれました。
そして、今まで耳にこびりついて離れなかった嘲るような笑いが、するすると洗い流されていくような綺麗な声で私に歌を教えてくれました。
私はそれからその人と暮らすようになり、毎日のようにその女の人に歌を教わりました。
教わった歌を街で歌い、私はお金を稼ぐようになりました。街のみんなは、はじめは石を投げたり馬鹿にしたりしてきましたが、次第に静かに座って聞いてくれるようになりました。
それは、また、不思議な感覚でした。今まで抱いていた疑問とはまた違う疑問が、次々に湧いてきて、私の小さな胸に抱えきれないほどのどきどきが溢れました。
みんなは私の歌を聞いて幸せになってくれるだろうか、私はこうして幸せなのだろうか。もし幸せでなかったのなら、このどきどきは何なのだろうか。
私はそんなどきどきをあの薄紅色をした女の人に聞かせようと、私なりに歌にしてたくさん歌いました。
でも、そんな毎日にも終わりが来ました。私は孤児院へ行くことになりました。私のような孤児達にも、楽しく暮らせることを教えられると思うと、とても嬉しかったのですが、今までの暮らしを想うと少しさみしい気がしました。
「おねえちゃん、どっかいっちゃうの?」
街の小さな男の子が、私に聞いてきます。
「うん、あなたみたいな小さい子たちに、もっとお歌をきかせにいくのよ」
そう私が答えます。本当はもっとここの人たちにも聞いてほしいけれど、それはとてもズルい我儘な気がするの。
「じゃあ、もっとお歌うたってね、ぼくのところまできこえるように、もっともーっと大きなこえで!」
男の子が笑顔でさよならを言うのに負けじと、私も笑顔で、大きな声で「さよなら」を歌いました。
「セレッソー?」
緑の溢れる素敵な庭、あの人が手入れしている大事な庭の、大きなコナラの木漏れ日の下で薔薇の花と小鳥が描かれた表紙の絵本を膝に乗せて、いつの間にか眠っていました。
目が覚めると緑の髪の毛をしたオッドアイの女の子、私がお仕えしてるスゥちゃんのくりくりとした目が見つめていました。
「ん、あら?ごめんなさいね、寝ちゃったみたいで…」
「…セレッソ泣いてるの?」
「え?」
確かに何か目のあたりが湿った感じがしたので、触ってたしかめて見ると、濡れた感触がありました。
「わあああ、セレッソが泣いてるよおお!!誰かあああ!!ツァムうう!!」
「ス、スゥちゃん、大丈夫だから!!」
慌てて止めたけど時すでに遅し、たまたま通りかかったラステアおばさまと、庭仕事をしていたツァムが駆けつけて来ました。
「まあまあ、何があったの?」
「セセセセ、セレッソ、どうしたんだ!?」
ものすごい形相で、土だらけの手で私の手を握って、もう片方の手で涙をぬぐってくれます。
「な、なんでもないのよ、本当にっっ」
「ななな何でもないんだな、本当に…!!」
こんなに慌てるツァムを見て、私は本当に幸せ者だと思います。でも、少しオーバーじゃないかしら、そんなところが好きなんだけれども…
「セレッソ、ちいさい子みたーい」
「そ、そうかしら…恥ずかしいわ」
「あらあら、私から見れば、あなたもまだまだ小さい子よ、ほほほっ」
そんな会話を交わしながら私はやっぱり、幸せの意味を想います。
きっとあの街のお父さんの手はこんなに暖かくて、あのお母さんの手はずっと離れずに、あの子供のめはきらきらと輝き続けているんだと思います。
こんなに微笑みがあふれている風景はいつ以来かしら?それとも身近にありすぎて気付かないだけかしら?
今の私は、幸せすぎて申し訳ないくらいなんだもの、歌に乗せてたくさんの人に分けてあげなくちゃ、「ありがとう」と。
あの男の子にも聞こえるように、笑顔で、大きな声で。
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あまこさん宅スゥちゃん、孤笛さん宅ラステアさん、なまちさん宅ツァムさんお借りしました、ありがとうございました…!!
口調ミスとか指摘して下さると助かります^q^←
なぜこの話は皆泣いてるんかと言いますとですね…ふかーいお話がありまして…まあ、語る気ないんですが(←)適当に読みながら感じて頂ければという、サーセン^0^
とりあえずナイチンゲールと薔薇のお話は非理屈的な深い所で涙を誘うお話だと、ハァイ←
もう文章わけ分からんわ…!
次回予告(出来たら)多分艶楼です